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二十四詩品 十六 清奇

一 雄渾 二 冲淡 三 繊穠
四 沈著 五 高古 六 典雅
七 洗煉 八 勁健 九 綺麗
十 自然 十一 含蓄 十二 豪放
十三 精神 十四 縝密 十五 疎野
十六 清奇 十七 委曲 十八 実境
十九 悲概 二十 形容 二十一 超詣
二十二 飄逸 二十三 曠達 二十四 流動
    
 十六 清奇せいき
娟娟羣松、下有漪流。
娟娟けんけんたるむれなす松、下に漪流いりゅうあり。
晴雪滿、隔溪漁舟。
晴雪なぎさに満ち、たにを隔てて漁舟あり。
  • 汀 … 『説郛』では「竹」に作るが、『全唐詩』、『二家詩品』(『和刻本漢籍隨筆集 16』所収)等に従い改めた。なお、『二家詩品』(『和刻本漢籍隨筆集 16』所収)には「汀一本作竹」との注あり。
可人如玉、歩屧尋幽。
可人玉のごとく、歩屧ほしょうして幽をたずぬ。
載止、空碧悠悠。
すなわすなわち止まり、空碧悠悠たり。
  • 瞻 … 『二家詩品』(『和刻本漢籍隨筆集 16』所収)では「行」に作り、「行一本作瞻」との注あり。
神出古異、淡不可收。
神 古異を出だし、淡として収むべからず。
  • 淡不 … 郭紹虞『詩品集解』では「澹不」に作る。『二家詩品』(『和刻本漢籍隨筆集 16』所収)では「不載」に作る。
  • 淡 … 恬淡。
如月之曙、如氣之秋。
月の曙のごとく、気の秋のごとし。