二十四詩品 十六 清奇
十六 清奇
娟娟羣松、下有漪流。
娟娟たる群なす松、下に漪流あり。
晴雪滿汀、隔溪漁舟。
晴雪汀に満ち、渓を隔てて漁舟あり。
- 汀 … 『説郛』では「竹」に作るが、『全唐詩』、『二家詩品』(『和刻本漢籍隨筆集 16』所収)等に従い改めた。なお、『二家詩品』(『和刻本漢籍隨筆集 16』所収)には「汀一本作竹」との注あり。
可人如玉、歩屧尋幽。
可人玉のごとく、歩屧して幽を尋ぬ。
載瞻載止、空碧悠悠。
載ち瞻載ち止まり、空碧悠悠たり。
- 瞻 … 『二家詩品』(『和刻本漢籍隨筆集 16』所収)では「行」に作り、「行一本作瞻」との注あり。
神出古異、淡不可收。
神 古異を出だし、淡として収むべからず。
- 淡不 … 郭紹虞『詩品集解』では「澹不」に作る。『二家詩品』(『和刻本漢籍隨筆集 16』所収)では「不載」に作る。
- 淡 … 恬淡。
如月之曙、如氣之秋。
月の曙のごとく、気の秋のごとし。