二十四詩品 十四 縝密
十四 縝密
是有真迹、如不可知。
これ真迹あるも、知るべからざるがごとし。
意象欲出、造化已奇。
意象 出でんと欲して、造化すでに奇なり。
- 出 … 『全唐詩』では「生」に作る。『二家詩品』(『和刻本漢籍隨筆集 16』所収)でも「生」に作り、「生一本作出」との注あり。
水流花開、清露未晞。
水流れ花開き、清露いまだ晞かず。
- 開 … 『説郛』では「蜀」に作るが、『全唐詩』等に従い改めた。『二家詩品』(『和刻本漢籍隨筆集 16』所収)には「開一本作間」との注あり。
要路愈遠、幽行爲遲。
要路いよいよ遠く、幽行 遅きをなす。
語不欲犯、思不欲癡。
語は犯さんと欲せず、思は癡ならんと欲せず。
猶春於綠、明月雪時。
なお春の緑におけるがごとく、明月の雪の時におけるがごとく。
- 於 … 『二家詩品』(『和刻本漢籍隨筆集 16』所収)では「于」に作り、「于一本作於」との注あり。