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二十四詩品 十二 豪放

一 雄渾 二 冲淡 三 繊穠
四 沈著 五 高古 六 典雅
七 洗煉 八 勁健 九 綺麗
十 自然 十一 含蓄 十二 豪放
十三 精神 十四 縝密 十五 疎野
十六 清奇 十七 委曲 十八 実境
十九 悲概 二十 形容 二十一 超詣
二十二 飄逸 二十三 曠達 二十四 流動
    
 十二 豪放ごうほう
觀花匪禁、呑吐大荒。
花をて禁ぜらるるにあらず、大荒を呑吐どんとす。
由道返氣、處得以狂。
道によりて気にかえれば、しょるに狂をもってす。
天風浪、海山蒼蒼。
天風は浪浪ろうろうと、海山は蒼蒼そうそうたり。
  • … 『説郛』では「浪」に作るが、『全唐詩』等に従い改めた。(誤字?)
眞力彌滿、萬象在旁。
真力弥満びまんすれば、万象かたわらにあり。
前招三辰、後引鳳
前に三辰さんしんを招き、後に鳳凰ほうおうを引く。
  • 凰 … 『説郛』では判読不能のため、郭紹虞『詩品集解』および『二家詩品』(『和刻本漢籍隨筆集 16』所収)に従い補った。『全唐詩』では「皇」に作る。
曉策六、濯足扶桑。
暁に六鼇りくごうむちうち、足を扶桑ふそうあらう。
  • 鼇 … 『説郛』および『二家詩品』(『和刻本漢籍隨筆集 16』所収)では「鰲」に作るが、『全唐詩』等に従い改めた。