二十四詩品 十 自然

一 雄渾 二 冲淡 三 繊穠
四 沈著 五 高古 六 典雅
七 洗煉 八 勁健 九 綺麗
十 自然 十一 含蓄 十二 豪放
十三 精神 十四 縝密 十五 疎野
十六 清奇 十七 委曲 十八 実境
十九 悲概 二十 形容 二十一 超詣
二十二 飄逸 二十三 曠達 二十四 流動
    
 十 自然しぜん
俯拾即是、不取諸隣。
して拾わばすなわちこれにして、これをとなりに取らず。
倶道適往、著手成春。
みちとともにかば、手をくところ春を成す。
如逢花開、如瞻歳新。
花の開くに逢うがごとく、歳のあらたなるをるがごとし。
不奪、強得易貧。
真にあたえらるるは奪われず、いてれば貧なりやすし。
  • 與 … 『二家詩品』(『和刻本漢籍隨筆集 16』所収)では「予」に作り、「予一本作與」との注あり。
幽人空山、過蘋。
幽人は空山にあり、雨をすごしてひんる。
  • 雨 … 『二家詩品』(『和刻本漢籍隨筆集 16』所収)では「水」に作り、「水一本作雨」との注あり。
  • 採 … 『説郛』および『二家詩品』(『和刻本漢籍隨筆集 16』所収)では「采」に作るが、郭紹虞『詩品集解』に従い改めた。
薄言情、悠悠天鈞。
いささここに情悟せよ、悠悠たるかな天鈞てんきん
  • 悟 … 『二家詩品』(『和刻本漢籍隨筆集 16』所収)では「晤」に作る。