二十四詩品 二 冲淡
二 冲淡
素處以默、妙機其微。
素処してもって黙せば、妙機それ微なり。
飮之太和、獨鶴與飛。
これに太和を飲ましめば、独鶴与に飛ぶ。
猶之惠風、荏苒在衣。
なおこれ恵風の、荏苒として衣に在るがごとし。
- 荏苒 … 『二家詩品』(『和刻本漢籍隨筆集 16』所収)では「苒々」に作り、「苒々一本作荏苒」との注あり。
閲音修篁、美曰載歸。
音を修篁に閲すれば、美しく曰う、載ち帰らんと。
遇之匪深、卽之愈稀。
これに遇うは深きに匪ざるも、これに即けばいよいよ稀なり。
脱有形似、握手已違。
脱し形似あらば、手を握りてすでに違えり。