尉繚子 十二陵第七
十二陵第七
威在於不變、惠在於因時、機在於應事、戰在於治氣、攻在於意表、守在於外飾、無過在於度數、無困在於豫備、愼在於畏小、智在於治大、除害在於敢斷、得衆在於下人。
威は変ぜざるにあり、恵は時に因るにあり、機は事に応ずるにあり、戦いは気を治むるにあり、攻むるは意表にあり、守るは外飾にあり、過ちなきは度数にあり、困しむなきは予備にあり、慎は小を畏るにあり、智は大を治むるにあり、害を除くは敢断にあり、衆を得るは人に下るにあり。
- 困 … 底本では「因」に作るが、『直解』に従い改めた。
悔在於任疑、孽在於屠戮、偏在於多私、不詳在於惡聞己過、不度在於竭民財、不明在於受間、不實在於輕發、固陋在於離賢、禍在於好利、害在於親小人、亡在於無所守、危在於無號令。
悔は疑を任ずるにあり、孽は屠戮にあり、偏は私多きにあり、不詳は己が過ちを聞くを悪むにあり、不度は民に財を竭すにあり、不明は間を受くるにあり、不実は軽しく発するにあり、固陋は賢を離るるにあり、禍は利を好むにあり、害は小人に親しむにあり、亡は守るところなきにあり、危は号令なきにあり。