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六韜 三陳第三十二

    
武王問太公曰、凡用兵爲天陳、地陳、人陳奈何。
武王ぶおう太公たいこうに問うて曰く、「およそ兵をもちうるに、天陳てんじん地陳ちじん人陳じんじんをなすこといかん」。
太公曰、日月星辰斗、一左一右、一向一背。此謂天陳。丘陵水泉、亦有前後左右之利。此謂地陳。用車用馬、用文用武。此謂人陳。武王曰、善哉。
太公たいこう曰く、「日月じつげつ星辰せいしん斗柄とへい、一は左に一は右に、一は向かい一はにす。これを天陳てんじんと謂う。丘陵きゅうりょう水泉すいせんにもまた前後左右の利あり。これを地陳ちじんと謂う。車をもちい馬を用い、ぶんを用いを用う。これを人陳じんじんと謂う」。武王ぶおう曰く、「いかな」。
  • 柄 … 底本では「杓」に作るが、『直解』に従い改めた。