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野に遺賢無し

遺賢いけん
  • 出典:『書経』大禹謨
  • 解釈:賢者がすべて登用されていて、民間に隠れた人材がいない。すぐれた人材が集まって、よい政治が行われ、天下が安らかに治まることをいう。
后克艱厥后、臣克艱厥臣、政乃乂、黎民敏德。帝曰、兪。允若茲、嘉言罔攸伏、野無遺賢、萬邦咸寧。
きみきみたるをかたしとし、しんしんたるをかたしとせば、まつりごとすなわおさまり、黎民れいみんとくつとめん。ていいわく、しかり。まことかくごとくならば、嘉言かげんふくするところく、遺賢いけんく、万邦ばんぽうみなやすからん。
  • 后 … 「きみ」と読む。君主。「きさき」ではない。
  • 厥 … その。それ。「其」とほぼ同じ。
  • 艱 … 難しい。「難」とほぼ同じ。
  • 乂 … おさまる。
  • 黎民 … 人民。庶民。「黎」は浅黒く日焼けした人民のこと。
  • 兪 … 応答の辞。そうだ。その通りだ。
  • 允 … まことに。
  • 嘉言 … 立派な意見。
  • 野 … 朝廷に対して、民間のこと。「や」と読む。「の」とは読まない。
  • 遺賢 … 官吏として用いられずに民間にいる賢者。
  • 万邦 … すべての国。万国。
  • 咸 … 「みな」と読む。すべて。
  • 寧 … 安らか。
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