生まれながらにして貴き者無し
生まれながらにして貴き者無し
- 〔出典〕 『童子教』
- 〔解釈〕 人間は生まれながらに貴い者はいない。一所懸命努力して知識を身につけ、人格をみがくのである。どんなにお金持ちでも欲深ければ貧しい人であり、貧乏でも心が満ち足りていれば、豊かな人である。
生而無貴者。習修成智徳。
生れながらにして貴き者無し。習い修めて智徳を成す。
貴者必不冨。冨者未必貴。
貴き者は必ず富まず。富む者は未だ必ず貴からず。
雖冨心多欲、是名爲貧人。
富むと雖も心に欲多ければ、是れ名づけて貧人と為す。
雖貧心欲足、是名爲福人。
貧しと雖も心足らんと欲すれば、是れ名づけて福人と為す。