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太公望

太公望たいこうぼう
  • 出典:『史記』斉太公世家第二
  • 解釈:周代の賢人、呂尚の号。「太公」とも。また、呂尚が毎日のようにつりをしていた故事から、つりをする人。つり好きな人。
呂尚蓋嘗窮困、年老矣、以漁釣、奸周西伯。西伯將出獵、卜之。曰、所獲非龍、非彲、非虎、非羆、所獲霸王之輔。
呂尚りょしょうは、けだかつ窮困きゅうこんし、としいたり。漁釣ぎょちょうもっしゅう西伯せいはくもとむ。西伯せいはくまさでてかりせんとし、これぼくす。いわく、ところは、りゅうあらず、あらず、とらあらず、あらず、ところは、覇王はおうたすけなり、と。
  • 漁釣 … 魚釣り。
  • 西伯 … 文王。
  • 奸 … 干に同じ。求む。
  • 卜 … うらなう。
  • 彲 … みずち。想像上の動物。黄色い竜。または、角のない竜。
  • 羆 … ひぐま。
  • 輔 … 補佐。
於是周西伯獵。果遇太公於渭之陽。與語大説曰、自吾先君太公曰、當有聖人適周。周以興。子眞是邪。吾太公望子久矣。故號之曰太公望。載與俱歸、立爲師。
ここおいしゅう西伯せいはくかりす。たして太公たいこうきたう。ともかたりておおいによろこび、いわく、先君せんくん太公たいこうよりいわく、まさ聖人せいじんりてしゅうくべし。しゅうもっおこらん、と。まことれならんか。太公たいこうのぞむことひさし、と。ゆえこれごうして太公望たいこうぼうう。せてともともかえり、ててす。
  • 渭之陽 … 渭水の北岸。陽は川の北側。また、山の南側。
  • 説 … 悦と同じ。
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