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鹿を逐う者は山を見ず

鹿しかものやま
  • 出典:『淮南子』説林訓(ウィキソース「淮南子/說林訓」参照)
  • 解釈:利益を得ることに夢中になっている者は、周りの情勢に気がつかない。
  • 淮南子 … 前漢時代の思想書。二十一巻。漢のりゅうあん(前179~前122)編。道家思想を基本に、諸家の思想や学説が総合的に記述されている。ウィキペディア【淮南子】参照。
逐獸者目不見太山。嗜慾在外、則明所蔽矣。
けものもの太山たいさんず。よくそとれば、すなわめいおおわるるところあり。
  • 太山 … 山東省泰安市にある名山。五岳(東岳泰山・南岳衡山・中岳嵩山・西岳華山・北岳恒山)の一つ。古来、天子が即位のとき、封禅の儀式が行われてきた。泰山とも。ウィキペディア【泰山】参照。
  • 嗜欲 … 見たい、聞きたい、食べたいなどという欲望。
  • 明 … 聡明。
あ行 か行 さ行
た行 な行 は行
ま行 や行 ら行・わ
論語の名言名句