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七縦七擒

しちしょう七擒しちきん
  • 出典:『三国志』蜀書・諸葛亮伝・注(ウィキソース「三國志/卷35」参照)
  • 解釈:敵を七回逃がして七回捕らえる。敵を自分の思いのままにあしらうこと。「縦」は、放つ。逃がす。「擒」は、捕らえる。諸葛亮と孟獲との故事。
  • 三国志 … 歴史書。六十五巻。晋の陳寿ちんじゅ(233~297)著。魏・蜀・呉三国の歴史を記したもの。魏書三十巻、蜀書十五巻、呉書二十巻からなる。正史の一つ。この書をもとにした小説に『三国志演義』(貫中かんちゅう作)がある。ウィキペディア【三国志 (歴史書)】参照。
亮笑縱、使更戰、七縱七禽、而亮猶遣獲。獲止不去。
りょうわらいてはなち、さらたたかわしめ、しちしょう七禽しちきんするも、りょうかくらんとす。かくとどまりてらず。
  • 亮 … 諸葛亮。あざなは孔明。ウィキペディア【諸葛亮】参照。
  • 縦 … 許す。釈放する。
  • 禽 … 捕らえる。「擒」と同じ。
  • 獲 … 孟獲もうかく。三国時代の南中の武将。ウィキペディア【孟獲】参照。
  • 遣 … 逃がしてやる。
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論語の名言名句