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女は己を説ぶ者の為に容づくる

おんなおのれよろこものためかたちづくる
趙襄子最怨智伯、漆其頭以爲飮器。
趙襄子ちょうじょうしもっと智伯ちはくうらみ、こうべうるししてもっ飲器いんきす。
  • 趙襄子 … 晋の六卿りっけいの一つである趙氏の当主・無恤むじゅつのこと。ウィキペディア【趙無恤】参照。なお、六卿は晋の六つの氏族、智・范・中行ちゅうこう・韓・魏・趙の各氏をさす。
  • 智伯 … 晋の六卿の一つである智氏の当主・智瑶ちようのこと。当時、智氏は六卿のうち最大。ウィキペディア【智瑶】参照。
  • 頭 … ここでは頭蓋骨をさす。
豫讓遁逃山中曰、嗟乎、士爲知己者死、女爲説己者容
予譲よじょう山中さんちゅう遁逃とんとうしていわく、嗟乎ああおのれものためし、おんなおのれよろこものためかたちづくる。
  • 予譲 … 晋の刺客。主君の智伯を滅ぼした趙襄子を殺そうとしたが、失敗した。ウィキペディア【豫譲】参照。
  • 遁逃 … こっそり隠れて逃れる。
  • 嗟乎 … 嘆いて発する声。「嗟吁」「嗟于」「嗟呼」「嗟夫」とも書く。
  • 士爲知己者死 … 男子は自分の価値をわかって待遇してくれる人のためには、命をも投げ出す。
今智伯知我。我必爲報讎而死、以報智伯、則吾魂魄不愧矣。
いま智伯ちはくわれる。われかならためあだむくいてし、もっ智伯ちはくほうぜん。すなわ魂魄こんぱくじざらん、と。
  • 讎 … あだ。かたき。普通は「仇」と書く。
  • 魂魄 … 霊魂。たましい。
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