>   故事成語   >   あ行   >   温故知新

温故知新

おんしん
  • 出典:『論語』為政第二11(ウィキソース「論語/爲政第二」参照)
  • 解釈:昔のことを研究して、そこから新しい知識や見解を得ること。「故」は、古いこと。「温」は、「たずねて」「あたためて」とも訓読する。「ふるきをたずねてあたらしきをる」とも。
  • 論語 … 孔子(前552~前479)とその門弟たちの言行録。四書の一つ。十三経の一つ。二十編。儒家の中心的経典。我が国へは応神天皇の代に伝来したといわれている。ウィキペディア【論語】参照。
子曰、溫故知新、可以爲師矣。
いわく、ふるきをたずねてあたらしきをれば、もっし。
  • 故 … 「旧」の意。先人の学説・事柄。
  • 温 … じっくりと学習する。研究する。
  • 新 … 新義。新しい道理・解釈。
  • 可以 … 「もって~すべし」と読む。解釈は二通りあり、一つ目は「~できる」と訳し、可能の意を示す。二つ目は「~してよい」と訳し、許可の意を示す。
  • 為師 … 「り」と読めば、「教師である」という意になる。「る」と読めば、「教師となる」という意になる。
  • 詳しい注釈と現代語訳については「為政第二11」参照。
あ行 か行 さ行
た行 な行 は行
ま行 や行 ら行・わ
論語の名言名句