>   故事成語   >   ま行   >   沐猴にして冠す

沐猴にして冠す

沐猴もっこうにしてかん
  • 出典:『史記』項羽本紀
  • 解釈:見かけだけは立派だが、心が卑しく、君主の地位にふさわしくない人物であることのたとえ。
項王見秦宮室皆以燒殘破、又心懷思、欲東歸。曰、富貴不歸故郷、如衣繍夜行。誰知之者。
項王こうおうしん宮室きゅうしつもっけて残破ざんぱせるをまたこころ懐思かいしして、ひがしかえらんとほっす。いわく、富貴ふうきにして故郷こきょうかえらざるは、しゅうよるくがごとし。たれこれものぞ、と。
説者曰、人言、楚人沐猴而冠耳。果然。項王聞之、烹説者。
説者ぜいしゃいわく、ひとう、楚人そひと沐猴もっこうしてかんするのみ、と。たしてしかり、と。項王こうおうこれき、説者ぜいしゃる。
  • 説者 … ある意見を説く人。
  • 沐猴 … さる。
  • 冠 … 「かむりす」とも読む。
  • 耳 … 「~のみ」と読む。文末におかれ、「~なのである」と訳す。
  • 果然 … やはりそのとおりだ。
あ行 か行 さ行
た行 な行 は行
ま行 や行 ら行・わ