>   故事成語   >   か行   >   驥尾に付す

驥尾に付す

驥尾きび
  • 出典:『史記』伯夷列伝(ウィキソース「史記/卷061」参照)
  • 解釈:優れた人につき従い、自分の力以上の事を成し遂げること。他人と行動を共にするときの謙遜の言葉。「驥」は、一日に千里も走るという良馬。驥尾に付く。「驥尾に託す」とも。
  • 史記 … 前漢の司馬遷がまとめた歴史書。二十四史の一つ。事実を年代順に書き並べる編年体と違い、人物の伝記を中心とする紀伝体で編纂されている。本紀十二巻、表十巻、書八巻、世家三十巻、列伝七十巻の全百三十巻。ウィキペディア【史記】参照。
顏淵雖篤學、附驥尾而行益顯。
顔淵がんえん篤学とくがくなりといえども、驥尾きびしておこな益〻ますますあらわる。
  • 顔淵 … 孔子の弟子、顔回。あざな子淵しえん。ウィキペディア【顔回】参照。
  • 篤学 … 学問に熱心であること。
  • 驥尾 … 駿しゅん(足の速い良馬)のしり。ここでは孔子という優れた師につき従うこと。
  • 顕 … はっきりと世の中に現れる。
あ行 か行 さ行
た行 な行 は行
ま行 や行 ら行・わ
論語の名言名句