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風馬牛

ふうぎゅう
  • 出典:『春秋左氏伝』僖公四年(ウィキソース「春秋左氏傳/僖公」参照)
  • 解釈:互いに慕い合っていても、遠く離れすぎて会うことができないこと。また、互いに無関係であることの喩え。「風」は、さかりがつくこと。「風する馬牛も相及ばず」とも。
  • 春秋左氏伝 … 歴史書『春秋』の注釈書。三十巻。きゅうめいの著と伝えられる。十三経の一つ。ウィキペディア【春秋左氏伝】参照。
[傳]
四年、春、齊侯以諸侯之師侵蔡。蔡潰。遂伐楚。
ねんはる斉侯せいこう諸侯しょこうひきいてさいおかす。さいついゆ。ついつ。
  • 斉侯 … 斉の君主、桓公。在位前685~前643。ウィキペディア【桓公 (斉)】参照。
  • 蔡 … 周代の国名。今の河南省上蔡県の西南にあった。ウィキペディア【】参照。
楚子使與師言曰、君處北海、寡人處南海、唯是風馬牛不相及也。
楚子そしわしめていわく、きみ北海ほっかいり、じん南海なんかいり、ふうするぎゅうあいおよばざるなり。
  • 楚子 … 楚の成王。
  • 与師 … 諸侯の軍に向かって。
  • 寡人 … 諸侯が自分を謙遜していうことば。徳の少ない人の意。
  • 風 … さかりがつく。
あ行 か行 さ行
た行 な行 は行
ま行 や行 ら行・わ
論語の名言名句